coffeeとsweetsがあれば

coffeeを飲みながら日々のあれこれをつづります

2023年9月読んだ本

残暑が厳しかった9月ももう終わり。今月読んだ本はこちら。

 

 

初めて読んだ東野作品と伊坂作品はどちらも恋愛小説。短編ですがそれぞれつながっていて、時々読み返しながら読んでいきました。「恋のゴンドラ」は結末の後、どうなったんだろう?と自分なりにあれこれ想像してしまいました。今度はミステリーを読んでみたいです。

 

原田ひ香さんの「ランチ酒」。出てくる料理以上に主人公が仕事先で出会った人たちの人間模様と主人公の家族や恋人に興味津々でした。続編が出ることを期待しています。

 

多くのサイトででおススメされていた青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」。クスっと笑える場面あり、泣ける場面あり、とても勇気づけられる本でした。図書館で借りて一度読み終わってから、返却期限ギリギリまで読み返していました。一番気に入った文章はこちらです。

 

わたしが生まれた日と、ここに立っている今日、そしてこれから来るたくさんの明日。どの日だって、一日の大切さに何の違いもない。

 

中高年になると老後とか残りの人生とか言って、老いていくだけのちょっとネガティブなイメージになりがちですが、その残りもその前と等しく大切な日々に変わりがない。たくさんの気づきを与えてくれる本でした。もう1冊の「ただいま神様当番」も人生に行き詰まっている人に一歩踏み出す勇気を与えてくれる本です。

 

青山さんの本は図書館でも人気があり、現在数冊予約中です。回ってきたらじっくり味わいながら読んでみようと思います。