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我が家の中学受験を振り返る② 塾だけでは不十分。親主導の家庭学習の重要性

先週終わりに子供がインフルエンザに感染しました。幸い夫も私も発症せずに元気に過ごせていますが、今週は私の仕事も忙しく、ブログから少し遠ざかっておりました。

 

我が家の中学受験体験記の続きです。

 

pikao109.hatenablog.com

 

塾では毎回の授業で小テストがあるのですが(ほとんどの塾はそうだと思うのですが)、合格点に到達せず結構な確率で再テストになっていました。答案用紙や直前の勉強方法を確認したところ、原因がわかってきました。

 

①テストの勉強方法が身についていない

例えば、漢字テストの場合、テスト範囲のページを眺めているだけでテストに臨んでいたのです。そこで、まずテキストの漢字問題を全て解き(もちろん書く)、出来た問題は印をつけて、出来なかった問題をできるまで繰り返し解くということを丁寧にやりました。そして、塾に行く直前にもう一度解いてからテストに臨むことを行い、ようやく合格点を取れるようになりました。

 

これで大丈夫と任せていたら、また不合格が続いたので確認すると、また眺めているだけの方法に戻っていました。。。ついつい楽な方へ流れてしまうようなので、「漢字は書いて覚える」を口癖のように唱えながら毎回チェックしていました。

 

社会(歴史)の小テストも再テストが多いと思ったら同様に眺めているだけだったので、同様に「書いて覚える」を徹底するようにしました。こちらも毎回チェックするのは大変なのですが、ちょっと気を抜くとすぐ元通りになっていました。困ったものです。

 

②計算ミスが多い

算数の小テストや模擬テストの答案を見ていると、最初の計算問題の間違いが多かったのです。学校の算数ではそれほど複雑な計算問題は出ないのですが、中学受験となると分数や少数が混ざった複雑なものが多く途中でミスをしてしまっていました。しかし、「最初の計算問題は正確に解けば確実に得点できるので、ボーナス問題になる」とこれまた呪文のように言い聞かせ、お盆休みに塾で購入している計算問題集を毎日解くようにしました。そのおかげでかなり計算問題は高確率で正答できるようになりました。

 

③5年生で学習した範囲(特に地理)が弱い

新6年春から入塾を予定してしたので、5年までに学習した範囲の基礎はスタサプや教科書ワークを使用して家庭学習をしていました。が、実際に入塾すると教科書レベルと中学受験レベルの違いが大きいことに気づきました。塾の先生もその点を考慮して、算数については息子だけに小5の範囲の課題を出して対応いただきました。しかし、日々の塾の宿題で精いっぱいで理科と社会は後回しとなっていました。理科は息子の得意科目なので特別な対応は不要でしたが、問題は苦手な社会。社会は6年生で学習する歴史と公民のボリュームがかなり多く、それを覚えるのに必死で地理は重点的に学習できないままでした。

 

12月に入ってようやく赤本をやる余裕ができてきたので、塾の先生にやるべき問題集についてアドバイスをいただきながら社会を復習を開始しました。冬休みから入試直前まで毎日地理の問題集をやり続けました(もちろんやる範囲は私が決めていました)。

 

その甲斐あって、合格した学校の試験当日、何と復習していたところが出て自信満々で回答することができました。社会は覚えたら得点できるから直前でも何とかなるからと息子に言っていましたが、本当にその通りになりました。

 

集団授業中心の塾では全範囲を系統的に学べ、重要なところやみんなが躓きやすいところ、そして入試で頻出する分野についてはしっかり学べるものの、苦手分野についてはそれぞれ個人で対応しなければならないということを痛感しました。中学生以上になると自分である程度対応できるようになるのでしょうが、小学生の場合はやはり親が主導するか、家庭教師や個別指導を利用する必要がありますね。我が家は夫が算数と理科、私が国語と社会を担当して何とか乗り切りました。

 

小学校低学年から中学受験を見据えて取り組んて来られた家庭から見ると本当に基本的なことができておらず、お恥ずかしいばかりなのですが、高校受験や大学受験に比べると範囲が広くないこともあり、5年生に基礎固め、6年から通塾してからの受験勉強で何とか合格することができました。